特集 発生から考えてみよう！ 早産児診療の諸問題とその対応
Ⅱ．急性期の諸問題
腎機能異常
濱田 陸
1
,
幡谷 浩史
1,2
1東京都立小児総合医療センター腎臓・リウマチ膠原病科
2同・総合診療科
キーワード：
急性腎障害
,
高ナトリウム
,
低ナトリウム
,
高カリウム
,
代謝性アシドーシス
Keyword:
急性腎障害
,
高ナトリウム
,
低ナトリウム
,
高カリウム
,
代謝性アシドーシス
pp.801-806
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001701
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SUMMARY
▷ヒトの腎臓の発生は妊娠34～36週で完了する．
▷早産児はネフロン形成の完了前に出生するため，ネフロン数が少なくかつ機能も未成熟である．
▷急性期管理として急性腎障害，ナトリウム濃度異常，高カリウム血症，代謝性アシドーシスへの対応が必要である．
▷成人期の慢性腎臓病発症ならびに高血圧発症のリスク因子となる．
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