特集 臓器別に斬る小児の感染症 最適な抗菌薬の選択と期間とは?
Ⅱ 各論
9 生殖器・性感染症
淋菌感染症
安田 満
1
1札幌医科大学医学部感染制御・臨床検査医学講座
pp.191-196
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001303
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サマリー
1 感染臓器:
尿道,子宮頸管,結膜,咽頭,精巣上体,直腸,関節,骨盤内など
2 想定する微生物:
Neisseria gonorrhoeae(淋菌)
3 提出すべき検査:
分泌物の鏡検,淋菌培養(薬剤感受性検査),核酸増幅検査
4 経験的治療:
第1選択:セフトリアキソン1g(静注),単回投与
第2選択:スペクチノマイシン2g(筋注),単回投与
5 標的治療:
経験的治療と同一
6 治療効果判定:
症状や培養法であれば7日後,核酸増幅検査は2~4週間後
7 Oral switch:
対象外
8 治療期間:
単回投与
9 参考となる成書やガイドライン:
文献1),2)
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