症例報告
サッカーによる鈍的外傷が関与したと考えられた骨膜下膿瘍を伴う急性化膿性骨髄炎の1例
久保田 悠介
1
,
清水 陽
1
,
宮尾 成明
1
,
浅井 雅美
1
1大同病院大同こども総合医療センター
キーワード:
急性化膿性骨髄炎
,
骨膜下膿瘍
,
蜂巣炎
,
culture-negative osteomyelitis
Keyword:
急性化膿性骨髄炎
,
骨膜下膿瘍
,
蜂巣炎
,
culture-negative osteomyelitis
pp.1458-1461
発行日 2024年10月1日
Published Date 2024/10/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001246
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要旨
症例は13歳男子,サッカーチームに所属し日常的に激しい練習を行っていた.発熱と右外踝の疼痛,歩行困難のため受診したが疼痛部位に明らかな外傷痕や湿疹はなかった.MRI検査から骨膜下膿瘍を伴う急性化膿性骨髄炎と診断した.抗菌薬の計6週間の投与,切開排膿により後遺症なく治療を終了した.コンタクトスポーツによる鈍的外傷が骨髄炎のリスク因子となる可能性が指摘されており,本症の発症にも関与していると予想した.
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