Japanese
English
症例
急性化膿性頸椎骨髄炎の1例
A Case of Acute Suppurated cervical Myelitis
岩月 賢一
1
,
中島 富彥
2
Ken-ichi IWAZUKI
1
,
Tomihiko NAKAJIMA
2
1信州大學醫學部星子外科
2岸本内科
1Surgery of Shinshu Univ. Medical School
2Dept. of Internal Medicine, Univ. of Shinshu Medical School
pp.42-44
発行日 1953年1月20日
Published Date 1953/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201181
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長管状骨の急性化膿性骨髄炎は屡々遭遇する疾患であるが,扁平骨乃至短小骨には一般に稀である.就中,脊椎の急性化膿性骨髄炎は極めて稀とされている.1880年Lannelongueその1例を報告し,吾國に於ては,佐藤三吉(明治37年)の1例を以て最初とする.脊椎骨髄炎中でも頸椎のそれは特に少く,吾々の調べた範囲では,その報告は本邦に於ては未だ数例を出でない.吾々は偶々項部痛及び体温上昇を主訴として来院した本症の1例を経驗したので,こゝにその概要を報告する.
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