特集 子どもの皮膚診療を極めるために
Ⅰ プライマリケアで重要な皮膚症状とその対応
熱傷
浦邊 亮太朗
1
,
中井 國博
1
1福井大学医学部附属病院形成外科
pp.58-63
発行日 2024年4月20日
Published Date 2024/4/20
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000952
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診療のポイント
■小児の皮膚は成人と比較して薄いため,容易に深部まで組織障害をきたしやすく,重症化しやすい.
■熱傷深度を受傷早期に見極めることは困難であり,こまめに受傷部位を診察して診断を修正し,治療につなげていく.
■熱傷深度,熱傷面積をもとに重症度を判定し,外来治療,入院治療,もしくは熱傷専門施設への搬送を判断する.
■手,眼瞼,口唇などの特殊部位は浅達性であっても拘縮を残しやすく,初期対応に注意が必要である.
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