ファースト・エイド
熱傷
安西 喬
1
1関東労災病院皮膚科
pp.1352-1354
発行日 1964年12月10日
Published Date 1964/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402200605
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われわれが熱傷患者を数多く取り扱つていて,いちばん痛切に感じることは,応急処置が適切であつたかどうかによつて,後の本格的な治療をひき受ける身になると,いろいろとやりにくい面にぶつかることが多いので,そのような希望事項なども含めて,熱傷の救急処置の要点のみを順序に従つて述べたい。
1.受傷模様の病歴,軟部損傷,骨折,眼科的障害など合併症の有無,受傷前の一般全身状態,既往歴を聞く。
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