特集 新生児・乳児の感覚に寄り添う
Ⅱ.感覚を養う
語りかけの大切さ(聴覚・視覚)
梶川 祥世
1
1玉川大学リベラルアーツ学部
キーワード:
対乳児発話
,
ターンテイキング
,
言語発達
,
応答性
Keyword:
対乳児発話
,
ターンテイキング
,
言語発達
,
応答性
pp.437-441
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000922
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SUMMARY
▷胎児期から聞きなれた親しい人の声は,乳児にとって言語要素を認識しやすく,言語発達を促す.
▷音声や表情などマルチモーダルな親子間相互作用では,音楽的要素が乳児の主体的参加を導く.
▷対乳幼児発話は,乳児の注意をひきつけるとともに,聞きとりやすい音響特徴と構造を備えている.
▷語りかけの量と質は,乳幼児期の言語能力と認知能力の発達に影響をもたらす.
▷子どもの行動や関心に合わせた応答的な働きかけは,コミュニケーション能力をより成長させる.
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