特集 新生児・乳児の感覚に寄り添う
Ⅱ.感覚を養う
食べ物の大切さ(視覚・味覚・嗅覚・触覚)
向井 美惠
1
1ムカイ口腔機能研究所
キーワード:
離乳食
,
調理形態
,
手づかみ食べ
,
五感
,
摂食困難
Keyword:
離乳食
,
調理形態
,
手づかみ食べ
,
五感
,
摂食困難
pp.431-436
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000920
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SUMMARY
▷乳汁摂取から固形食物摂取への移行は,離乳食の感覚認知により,基本的な発達がなされる.
▷手づかみ食べは,種々の運動機能を総合的に判断する感覚統合が発達することで育まれていく.
▷乳幼児期は身体成長のための栄養摂取と摂食機能発達の両面を配慮した食べ物が必要となる.
▷摂食機能の発達は一定の順序性がみられ,機能発達は発達程度に応じた食べ物の摂取でなされる1).
▷摂食困難児には,物性(食感)や味,香りなど五感を意識した食べ物の選択が必要である.
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