特集 新生児・乳児の感覚に寄り添う
Ⅱ.感覚を養う
視覚発達における視覚経験の重要性
加藤 正晴
1
1同志社大学赤ちゃん学研究センター
キーワード:
視覚経験
,
視覚剥奪
,
白内障
,
スクリーンタイム
Keyword:
視覚経験
,
視覚剥奪
,
白内障
,
スクリーンタイム
pp.443-448
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000923
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SUMMARY
▷視覚機能は生後,数か月から数年,機能によっては10年近くかけて発達する.
▷その間に適切な視覚経験が得られないと視覚機能は大きく損なわれることがある.
▷損なわれる視覚機能には,視野,両眼立体視,奥行き知覚,顔知覚などが含まれる.
▷スマートフォン等の視聴は幼少時の視覚機能等に影響を与えるがメカニズムについては未解明.
▷WHO,国内外の小児科学会は乳幼児のスクリーンタイムを0~1時間に制限することを提案している.
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