連載 おとなが読む絵本——ケアする人,ケアされる人のために・198
1冊の本が読者に語りかけるもの
柳田 邦男
pp.348-349
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202374
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本というものが子どもにとっても大人にとっても,心を豊かにするうえでかけがえのない大切なものであることを,様々なエピソードや物語を通して語りかける絵本は少なくないが,ここで紹介したい絵本『もしぼくが本だったら』は,ちょっと変わった不思議な魅力のある作品だ。
絵本は,内容が15見開き(30頁)で構成されるのが標準になってきたが,最近は,作者の意図や内容や絵の見せ方などによって,判型はまちまちで,頁数の多い絵本がかなり見られるようになっている。
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