特集 小児疾患におけるアフェレシス―治療法の1つの選択肢としての血液浄化療法―
Ⅱ.各論:各疾患に対するアフェレシス
膠原病・リウマチ性疾患に対するアフェレシス
川邊 智宏
1
1東京女子医科大学病院膠原病リウマチ痛風センター小児リウマチ
キーワード:
マクロファージ活性化症候群
,
血栓性微小血管障害症
,
若年性皮膚筋炎
,
抗リン脂質抗体症候群
,
血管炎症候群
Keyword:
マクロファージ活性化症候群
,
血栓性微小血管障害症
,
若年性皮膚筋炎
,
抗リン脂質抗体症候群
,
血管炎症候群
pp.57-62
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000822
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SUMMARY
▷膠原病・リウマチ性疾患におけるアフェレシス療法は,エビデンスが十分ではないが有効例の報告が多く,生物学的製剤で予後が改善した現在でも重要な治療選択肢の1つである.
▷血栓性微小血管障害症はアフェレシス療法が治療の第一選択となり,合併が多いSLEでは常に念頭に置く必要がある.
▷マクロファージ活性化症候群や劇症型抗リン脂質抗体症候群,若年性皮膚筋炎に合併する急速進行性間質性肺炎,血管炎症候群に伴う腎障害においては,重症例や治療抵抗例に対してアフェレシス療法を検討する.
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