特集 感染症を鑑別したあとは? 非感染性腸炎を見極める!
代表的な非感染性腸炎の診療と紹介時の見極めかた
全身性疾患に伴う腸炎①―膠原病,PSCなど―
梅野 淳嗣
1
,
鳥巣 剛弘
1
1九州大学大学院病態機能内科学
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
全身性硬化症
,
関節リウマチ
,
血管炎症候群
,
原発性硬化性胆管炎
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
全身性硬化症
,
関節リウマチ
,
血管炎症候群
,
原発性硬化性胆管炎
pp.353-357
発行日 2024年3月1日
Published Date 2024/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000620
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Headline
・膠原病は,全身の複数の臓器に原因不明の炎症が起こり,機能障害をきたす自己免疫疾患の総称である.
・膠原病では,結合組織の障害や血管炎によって腸炎をきたすことがあり,関節リウマチなどの長期経過例では消化管アミロイドーシスがみられる.
・原発性硬化性胆管炎は慢性胆汁うっ滞性肝疾患であり,70%の症例で炎症性腸疾患(75%は潰瘍性大腸炎)を合併する.
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