特集 トリソミーのすべて:NIPTの時代に(Down症候群,18トリソミー症候群,13トリソミー症候群)
Ⅱ.周産期・急性期の医療
13または18トリソミー症候群のある子どもに対する新生児集中治療
廣間 武彦
1
1長野県立こども病院総合周産期母子医療センター
キーワード:
胎児診断
,
新生児蘇生
,
呼吸器管理
,
NAVA
,
先天性心疾患
Keyword:
胎児診断
,
新生児蘇生
,
呼吸器管理
,
NAVA
,
先天性心疾患
pp.1047-1052
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000616
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SUMMARY
▷胎児診断がすすみ,13/18トリソミーのある子どもとその家族への医療や支援は妊娠時期から始まっている.
▷消化管奇形等への外科的介入は児の生存率とQOLの改善をもたらす.
▷適切な時期の心臓外科手術の介入は児の生存退院率や1年・3年生存率を大きく改善するが,リスクもあり,個別に話し合いを重ねて治療方針を決定する.
▷在宅高流量鼻カニューラ(HFNC)による呼吸管理は13/18トリソミーのある子どもの在宅医療を促進する.
▷気管・気管支軟化症による呼吸障害にはNAVAモードによる人工呼吸管理が有用である場合が多い.
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