特集 ポストコロナ,少子化時代:30年後の小児医療と人材育成
Ⅰ.30年後の小児医療の姿と小児医療者教育
福島から30年後の小児医療を語る
橋本 浩一
1
,
細矢 光亮
1
1福島県立医科大学医学部小児科学講座
キーワード:
東日本大震災
,
災害
,
疫学
,
健康格差
,
COVID-19
Keyword:
東日本大震災
,
災害
,
疫学
,
健康格差
,
COVID-19
pp.747-752
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000527
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SUMMARY
▷2011年3月11日,東日本大震災に襲われた.
▷福島県は地震,津波,放射性物質拡散による複合災害となった.
▷震災後,地域の復興とともに,震災による健康影響に関する知見が集積されてきた.
▷「安全」につながる「疫学データ」が示されても,「個人」の「安心」には必ずしもつながらない.
▷小児科医は子どもたちが「ゆっくりと,しかし健やかに成長する」よう,母子に「寄り添う」という大きな役割を担っている.
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