特集 SDGsと栄養・食-Nutrition for Growth
(Part 3)SDGsと栄養・食 わが国での取り組み 食格差×SDGs 栄養・食生活の格差とSDGs
村山 伸子
1
1新潟県立大学 人間生活学部健康栄養学科
キーワード:
社会経済的因子
,
食行動
,
貧困
,
小児栄養科学
,
健康格差
,
疾病の流行
,
高齢者栄養生理学的現象
,
COVID-19
,
持続可能な開発
Keyword:
Sustainable Development
,
Feeding Behavior
,
Poverty
,
COVID-19
,
Socioeconomic Factors
,
Elder Nutritional Physiological Phenomena
,
Health Status Disparities
,
Child Nutrition Sciences
,
Epidemics
pp.917-923
発行日 2022年5月25日
Published Date 2022/5/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2022205455
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<Key Point>・「誰一人取り残されることない」社会をめざすSDGsからみて、栄養・食生活の格差は健康格差、食料への権利、不平等・不公正の観点から問題となる。栄養・食生活の格差を減らすには貧困をなくす、教育、パートナーシップが必要である。・日本において社会経済的格差による栄養・食生活の格差のエビデンスは増加しており、両者の関連はほぼ確実といえる。・新型コロナウイルス感染症の拡大による栄養・食生活への負の影響は、社会経済的状況が厳しいほど大きい。・対策として、ポピュレーション全体への対策と、困窮世帯への対策の両方が必要である。
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