特集 ポストコロナ,少子化時代:30年後の小児医療と人材育成
Ⅰ.30年後の小児医療の姿と小児医療者教育
30年後の世界の小児医療
堀内 清華
1
,
中村 安秀
2
1山梨大学大学院総合研究部医学域疫学・環境医学講座
2日本WHO協会,国立看護大学校
キーワード:
ライフコースアプローチ
,
プラネタリーヘルス
,
アドボケイト
,
リーダーシップ育成
Keyword:
ライフコースアプローチ
,
プラネタリーヘルス
,
アドボケイト
,
リーダーシップ育成
pp.741-746
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000526
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷感染症対策などにより,過去30年間で世界における5歳未満児死亡は大幅に減少した.
▷同時に,疾病の慢性化や発達の課題など,子どもの健康課題はより複雑になってきた.
▷格差の拡大,移民の増加,紛争,気候変動,商業マーケティングなど,子どもの健康やウェルビーイングへのさらなる脅威も指摘されている.
▷狭い医学の領域を越えて,子どもが身体的,精神的,そして社会的に “よりよく生きる” ための支援が必要とされている.
▷複雑な課題に対応し,多分野横断的な変革を可能にするために,小児科医のリーダーシップ教育はこれまで以上に重要になってくる.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.