特集 災害時の小児医療~災害の経験を今後に活かす~
原発事故と広域避難、その後 福島の小児医療の変化
桃井 伸緒
1
1福島県立医科大学 小児科
キーワード:
救急医療サービス
,
災害対策
,
精神保健
,
小児保健医療サービス
,
福島県
,
緊急避難所
,
東日本大震災
,
福島原発事故
Keyword:
Disaster Planning
,
Mental Health
,
Child Health Services
,
Emergency Medical Services
,
Emergency Shelter
,
Fukushima Nuclear Accident
pp.371-375
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021146126
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●大規模災害に加えて原発事故による放射線に対する対応を要し、手探り状態での支援が続いた。●原発事故は、小児の肥満などにも影響を及ぼし、長期にわたり多くの問題を残している。●重症入院児の災害時避難は困難であり、病院の免震化の重症性が浮き彫りになった。●平時から災害医療に対する知識を整理し、災害時に活用する情報共有ツールを整備しておき、災害時に災害時小児周産期リエゾンを中心に活動できる体制を準備しておくことが重要である。
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