特集 ポストコロナ,少子化時代:30年後の小児医療と人材育成
Ⅰ.30年後の小児医療の姿と小児医療者教育
30年後を見据えた小児医療
中村 洋心
1
1厚生労働省医政局地域医療計画課災害等緊急時医療・周産期医療等対策室
キーワード:
小児医療
,
医療計画
,
少子化
,
小児科医師
,
地域連携
Keyword:
小児医療
,
医療計画
,
少子化
,
小児科医師
,
地域連携
pp.735-739
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000525
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SUMMARY
▷近年の小児医療関連政策としては,成育基本法,医療的ケア児支援法,働き方改革などがある.
▷第8次医療計画では,勤務環境改善,医療的ケア児支援,保健・教育・福祉連携等を推進する.
▷小児医療機関が減少・集約化しているが,小児科医師数は増加し国際比較でも遜色ない.
▷新生児科医の勤務環境は依然過酷であり,引き続き養成と集約化・重点化をすすめる必要がある.
▷地域医療と保健教育福祉との連携推進が地域の小児科診療所の役割として期待されている.
▷子ども,そして,社会の未来に向けて,将来の小児医療にはより一層の地域連携が求められる.
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