オピニオン
新型コロナウイルス感染症禍における小児医療状況の変化
辻 健史
1
,
長井 典子
1
1岡崎市民病院小児科
キーワード:
新型コロナウイルス
,
小児医療
,
感染対策
,
休園・休校
Keyword:
新型コロナウイルス
,
小児医療
,
感染対策
,
休園・休校
pp.227-234
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000002079
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新型コロナウイルスへの対応は,新型コロナウイルス感染症が2020年2月1日に指定感染症(2類感染症相当),2021年2月13日からは新型インフルエンザ等感染症に指定されたことで,国の政策のもと管理されてきたが,その流行状況はウイルスの変異や感染対策,人の流れなどに影響されて刻々と変化している.新型コロナウイルスの影響は,新型コロナウイルス感染症に子どもが罹患した場合の被害のみでなく,その対策が子どもの日常生活にまで及び,小児医療ではさまざまな変化が起こった.本稿では,次の新たな感染症のパンデミックの際に参考となるよう,2020~2021年にみられた小児医療状況について,われわれの施設の感染対策室長として保健所とともにコロナ対策会議を重ねた経験をもとに解説する.
なお,本稿は第5波が落ち着いた2021年11月の状況に基づき作成されている.
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