特集 地味に進化している⁉ 定番の婦人科診療をブラッシュアップ
III.周閉経期以降の疾患
13.骨盤臓器脱・ペッサリー療法
五十嵐 敏雄
1
,
五十嵐 茂雄
2
1帝京大学ちば総合医療センター
2公立富岡総合病院
キーワード:
ペッサリー
,
サザエ法
,
ダブルナット固定クスコ
Keyword:
ペッサリー
,
サザエ法
,
ダブルナット固定クスコ
pp.1379-1384
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001446
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要旨
骨盤臓器脱はペッサリー療法により症状が改善することが多い.患者の満足度も高く,国内では塩化ビニル製のリングペッサリーが普及している.ただその長期留置は炎症の原因となるため,半年以上の継続使用は認められず,通常2~4カ月ごとに交換する.ただ,この交換が多くの患者に苦痛を与えていて,特に普通〜小さめのサイズの交換は叫びたくなるほどの痛みになり得る.われわれは痛くない交換方法を考案したので紹介する.

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