特集 骨盤臓器脱(POP)のすべて-診断と治療の最前線-
治療各論 骨盤臓器脱の治療法 保存的療法 ペッサリー法など
関口 由紀
1
,
中村 綾子
,
笹岡 愛加
,
増田 洋子
1女性医療クリニックLUNAネクストステージ
キーワード:
ペッサリー
,
運動療法
,
自己管理
,
骨盤内臓器脱
,
保存的療法
,
骨盤底筋
,
生活指導
Keyword:
Conservative Treatment
,
Pessaries
,
Exercise Therapy
,
Self Care
,
Pelvic Organ Prolapse
pp.1077-1084
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021321216
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
骨盤臓器脱の保存療法としては、骨盤底トレーニングや骨盤底筋群の周囲筋を鍛える全身運動療法の習慣化、脱の自己還納や、便秘管理、姿勢補正や腹式呼吸等の生活習慣の改善、外陰部の保湿等のGSM(閉経関連尿路生殖器症候群)ケア等が重要である。これで十分の症状改善を認めない場合は、ペッサリーの自己着脱管理を指導する。これが上手くいかない少数の患者に関しては、補助下着の導入、ペッサリーの留置、手術等をお勧めする。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.