特集 地味に進化している⁉ 定番の婦人科診療をブラッシュアップ
II.感染症ほか外陰疾患
9.クラミジア
笹 秀典
1
1防衛医科大学校産科婦人科
キーワード:
クラミジア子宮頸管炎
,
クラミジア・トラコマチス
,
核酸増幅法
Keyword:
クラミジア子宮頸管炎
,
クラミジア・トラコマチス
,
核酸増幅法
pp.1355-1359
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001442
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要旨
クラミジア感染症は性行為によりヒトからヒトへ感染し,子宮頸管炎,卵管炎,付属器炎,骨盤内炎症性疾患,肝周囲炎,時に結膜炎,咽頭感染を発症する.その診断は,核酸増幅法(PCR法,SDA法,TMA法など)を用い,子宮頸管擦過検体よりクラミジアを検出する.また,核酸増幅法で淋菌の同時検査を行う.治療はマクロライド系またはキノロン系の経口抗菌薬により行い,治療後3週間以上あけて治癒判定を行う.パートナーにも検査・治療を勧める.

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