特集 感染症診療における迅速検査を知る
各種感染症における迅速検査と最新の診断技術 マイコプラズマ・クラミジア(クラミドフィラ)
奥村 彰久
1
1愛知医科大学 医学部小児科
キーワード:
クラミジア感染症
,
Chlamydophila pneumoniae
,
Chlamydia trachomatis
,
アフィニティークロマトグラフィー
,
診断用試薬キット
,
肺炎-マイコプラズマ性
,
核酸増幅法
,
クラミドフィラ感染症
Keyword:
Chlamydophila pneumoniae
,
Pneumonia, Mycoplasma
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Chlamydia Infections
,
Chromatography, Affinity
,
Chlamydia trachomatis
,
Nucleic Acid Amplification Techniques
,
Chlamydophila Infections
pp.1449-1453
発行日 2022年11月1日
Published Date 2022/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2023012730
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
▼肺炎マイコプラズマ感染症の確定診断には,LAMP法などの遺伝子増幅検査が有用である.▼イムノクロマト法による肺炎マイコプラズマ迅速抗原検査も有用であるが,事前確率を高めることが重要である.▼Qプローブ法は,診断だけでなくマクロライド耐性遺伝子変異の有無も知ることができ,抗菌薬の選択にも有用である.▼クラミジア(クラミドフィラ)感染症では迅速抗原検査は発売されておらず,確定診断には遺伝子増殖検査や抗体検査を用いる.
Copyright© 2022 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.