特集 子宮頸部の生理と病理
子宮頸部の病理 (1)子宮頸部感染症
岩破 一博
1
1京都府立医科大学医学部看護学科医学講座産婦人科学教授
キーワード:
子宮頸管炎
,
粘液膿性子宮頸管炎
,
クラミジア子宮頸管炎
,
淋菌性子宮頸管炎
Keyword:
子宮頸管炎
,
粘液膿性子宮頸管炎
,
クラミジア子宮頸管炎
,
淋菌性子宮頸管炎
pp.27-32
発行日 2019年3月1日
Published Date 2019/3/1
DOI https://doi.org/10.34449/J0015.26.01_0027-0032
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内子宮口から外子宮口までの部分で,子宮頸管粘膜に炎症を起こす局所的な炎症を子宮頸管炎という。基本的に腟内の感染と同様の病原体で,トリコモナス原虫,カンジダ,ヘルペスウイルスなどが感染を引き起こす。一方,子宮頸管内の主に円柱上皮からなる部分では,粘液膿性子宮頸管炎としての淋菌感染やクラミジア感染,マイコプラズマ感染を引き起こす。骨盤内炎症性疾患(PID)や産道感染が問題となる。「KEY WORDS」子宮頸管炎,粘液膿性子宮頸管炎,クラミジア子宮頸管炎,淋菌性子宮頸管炎
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