特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅳ.生殖補助医療(難治例)
13.難治性男性不妊患者の検査と治療
小宮 顕
1,2
,
川井 清考
3
1亀田総合病院泌尿器科
2亀田IVFクリニック幕張泌尿器科
3亀田IVFクリニック幕張生殖医療科
キーワード:
無精子症
,
高度乏精子症
,
射精障害
,
TESE
Keyword:
無精子症
,
高度乏精子症
,
射精障害
,
TESE
pp.791-796
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001266
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要旨
難治性男性不妊症患者の定義は明確ではないが,無精子症,高度乏精子症,射精障害により十分な精子が得られない場合などが該当すると考えられる.これらのケースでは,そのままの状態では生殖補助医療である体外受精(cIVF)や卵細胞質内精子注入法(いわゆる顕微授精,ICSI)を実施することが困難であり,これらの方法を用いても治療が難航することが想定される.一般的な診断治療と,われわれの施設での取り組みについてご紹介する.

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