特集 エキスパートに聞く!不妊治療施設における指針と工夫
Ⅳ.生殖補助医療(難治例)
14.当ART施設の反復着床不全に対する指針
京野 廣一
1
,
竹重 勇哉
1
,
橋本 朋子
1
1京野アートクリニック高輪
キーワード:
反復着床不全
,
正倍数性胚盤胞
,
先進医療
Keyword:
反復着床不全
,
正倍数性胚盤胞
,
先進医療
pp.797-800
発行日 2025年7月1日
Published Date 2025/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001267
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要旨
正倍数性胚盤胞を1個移植し,2回不成功の場合,反復着床不全検査を実施したうえで胚移植するのが理想である.しかし,日本の現状ではそれがかなわず,形態学的良好胚を1個移植,2回以上不成功の場合,反復着床不全検査を行っている.保険診療では多くの場合,先進医療として承認されている子宮内膜受容能検査と子宮内細菌叢検査を実施する.それでも上手くいかず,患者希望がある場合は,自費検査(血液検査や慢性子宮内膜炎検査)を行うこともある.

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