特集 男性不妊診療のニューフロンティア―保険適用で変わる近未来像
〈総論〉
男性不妊症に対する生殖医療の保険適用によるメリットとデメリット
辻村 晃
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院泌尿器科
キーワード:
クロミフェンクエン酸塩
,
無精子症
,
勃起改善薬
Keyword:
クロミフェンクエン酸塩
,
無精子症
,
勃起改善薬
pp.686-689
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413207645
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▶ポイント
・乏精子症における精子形成の誘導を目的にクロミフェンクエン酸塩,妊活を目的とした勃起改善薬が保険適用となった.
・精巣内精子採取術が保険適用となり,手術適応に関与する「Y染色体微小欠失検査」も保険適用となった.
・保険適用にメリットがある一方で,男性不妊治療を行った場合に支援されていた国からの助成金は廃止されている.
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