薬剤の臨床
月経困難症治療剤ジエノゲストの有効性および安全性の検討
清水 豊
1
,
大須賀 穣
1持田製薬 医薬開発本部メディカルアフェアーズ部
キーワード:
Estradiol
,
Progesterone
,
月経困難症
,
第II相試験
,
第III相試験
,
治療成績
,
Dienogest
Keyword:
Estradiol
,
Dysmenorrhea
,
Clinical Trials, Phase III as Topic
,
Treatment Outcome
,
Clinical Trials, Phase II as Topic
,
Progesterone
,
Dienogest
pp.379-387
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2021146843
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ジエノゲストは、プロゲステロン受容体に選択的なアゴニスト活性を示すプロゲスチンで、わが国では1日2mgの経口投与(1mg錠×2回)で子宮内膜症および子宮腺筋症に伴う疼痛の改善治療薬として使われている(国内販売名:ディナゲスト錠1mg)。2020年5月にわが国にてジエノゲストの1日1mgの経口投与(0.5mg錠×2回)で「月経困難症」の効能・効果が承認された(国内販売名:ディナゲスト錠0.5mg)。今回、国内臨床試験より示された月経困難症に対するジエノゲストの有効性および安全性について解説する。
Copyright© 2021 SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.