特集 月経困難症治療あるある
月経困難症の薬物療法あるある ジエノゲスト療法
甲村 弘子
1
1こうむら女性クリニック
キーワード:
Estrogens
,
月経困難症
,
Progestins
,
骨密度
,
子宮出血-不正
,
子宮内膜症
,
配合製剤
,
分子構造
,
Dienogest
,
静脈血栓塞栓症
,
子宮腺筋症
Keyword:
Estrogens
,
Endometriosis
,
Metrorrhagia
,
Bone Density
,
Molecular Structure
,
Progestins
,
Dysmenorrhea
,
Drug Combinations
,
Adenomyosis
,
Venous Thromboembolism
,
Dienogest
pp.1280-1286
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2023063101
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ジエノゲストは低用量エストロゲン・プロゲスチン配合薬(LEP)とともに月経困難症の第一選択の薬剤である.その疼痛抑制効果はGnRHアゴニストと同等である.LEPにみられる血栓症の危険性が少ないことから,そのリスクをもつ女性にも投与しやすく,年齢や重症度に関係なく長期継続投与が可能な薬剤といえる.副作用として不正子宮出血が高頻度にみられ,事前に十分に説明することが大切で,この対応が本剤の継続投与のキーポイントとなる.
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