特集 再発・転移をきたした婦人科がんの治療―標準治療を超えた挑戦―
Ⅱ.子宮体がん・子宮肉腫
6.再発・転移腫瘍への化学療法のトピックス
原野 謙一
1
1国立がん研究センター東病院 先端医療科/腫瘍内科
キーワード:
子宮体がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
ProMisE分類
Keyword:
子宮体がん
,
免疫チェックポイント阻害薬
,
ProMisE分類
pp.1241-1245
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000929
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
要旨
進行再発子宮体がんにおける標準治療は,初回治療がパクリタキセル+カルボプラチン療法,二次治療がレンバチニブ+ペムブロリズマブ療法である.近年,分子生物学的な知見に基づく新たな分類が提唱され,また新規治療法の開発が目覚ましく,免疫チェックポイント阻害薬の有効性が初回治療で示され,また様々なバイオマーカーに対する新規治療法も開発されている.今後,子宮体がんにおいて分子生物学的分類やバイオマーカーに基づいた個別化医療が発展するものと考えられる.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.