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特集 頭頸部がん薬物療法—プロに学ぶ最善の選択
《扁平上皮癌に対する薬物療法》
切除不能/再発・転移頭頸部がんに対する治療:免疫チェックポイント阻害薬
Treatment of unresectable/recurrent metastatic squamous cell carcinoma of the head and neck: immune checkpoint inhibitors
若崎 高裕
1
,
安松 隆治
1
Takahiro Wakasaki
1
,
Ryuji Yasumatsu
1
1近畿大学医学部耳鼻咽喉・頭頸部外科学講座
キーワード:
免疫チェックポイント阻害薬
,
irAE
,
サルベージ薬物療法
,
PFS2
,
再発・転移頭頸部扁平上皮癌
Keyword:
免疫チェックポイント阻害薬
,
irAE
,
サルベージ薬物療法
,
PFS2
,
再発・転移頭頸部扁平上皮癌
pp.918-923
発行日 2024年10月20日
Published Date 2024/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203816
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POINT
●切除不能/再発・転移頭頸部扁平上皮癌に対する免疫チェックポイント阻害薬治療は,一定数の長期生存例が期待できるようになり,この領域の治療にパラダイムシフトを起こした。
●免疫チェックポイント阻害薬導入後はQOLが保たれる症例が多く,サルベージ薬物療法が効果的である。
●免疫チェックポイント阻害薬開始後のirAEにしっかり対応し,QOLを保つことでPFS2の延長が可能となり,OSを延長へつながる。
●CPS(combined positive score)以外の有効なバイオマーカーの登場が,今後期待される。
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