特集 子宮摘出と機能障害・機能温存・機能再建アップデート
II．様々な子宮全摘と機能温存
9．ロボット支援下腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術
安彦 郁
1
,
住永 優里
1
1国立病院機構京都医療センター産科婦人科
キーワード：
子宮体がん
,
ロボット支援手術
,
骨盤リンパ節郭清
Keyword:
子宮体がん
,
ロボット支援手術
,
骨盤リンパ節郭清
pp.406-410
発行日 2024年4月1日
Published Date 2024/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000601
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要旨
現在わが国で保険診療として行われる低悪性度IA期子宮体がんに対するロボット支援下手術について解説する．子宮全摘と骨盤リンパ節郭清の手術法を解説し，自施設の成績を紹介する．ロボット手術では鉗子の多関節機能や手振れ防止，高精度カメラの搭載などにより精緻な手術が可能となる．腹腔鏡手術に比べて手術時間は若干長くなるものの，そのほかの点では腹腔鏡手術と同等，または優れており，今後さらに適用が拡大していくことが期待される．
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