特集 ウィメンズヘルスと栄養素・サプリメント
Ⅲ.アンチエイジング
15.コラーゲンペプチドの健康寿命延伸における役割―抗動脈硬化作用について―
伊賀瀬 道也
1
1愛媛大学大学院抗加齢医学講座
キーワード:
健康寿命
,
コラーゲンペプチド
,
脈波伝搬速度
,
抗動脈硬化作用
Keyword:
健康寿命
,
コラーゲンペプチド
,
脈波伝搬速度
,
抗動脈硬化作用
pp.1029-1032
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000000380
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要旨
・コラーゲンはヒトの身体に約3kg程度含まれる蛋白質である.
・分子量が約1,000程度のコラーゲンペプチドを低分子コラーゲンペプチドとよぶ.
・経口摂取された低分子コラーゲンペプチドは「ジペプチド」「トリペプチド」の形で小腸において吸収され血液中に移行し長時間循環する.
・高齢化社会を迎えたわが国では健康寿命の延伸という大きなテーマが掲げられている.そのためには動脈硬化性疾患の予防が重要である.
・低分子コラーゲンペプチドには抗動脈硬化作用があり,動脈硬化性疾患の予防をとおして健康寿命の延伸に寄与する効果が期待される.
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