今月の臨床 産婦人科で漢方を使いこなす!―漢方診療の新しい潮流をふまえて
それぞれの場面での使い方
健康寿命の延伸に向けての漢方医学の役割について
斎藤 仁美
1
,
梶本 勝文
1
,
萩原 圭祐
1
1大阪大学大学院医学系研究科先進融合医学共同研究講座
pp.798-803
発行日 2019年8月10日
Published Date 2019/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409209793
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●女性は,周閉経期の急激な女性ホルモン低下により心身の変調をきたし,種々の要因によりフレイルに至るリスクが高い.
●健康長寿をもたらすためには,フレイルの発症予防と治療介入が重要であり,フレイルの身体的側面を形成する重要な因子として,サルコペニアが注目されている.
●分子生物学的に牛車腎気丸の抗サルコペニア効果と鎮痛効果を確認し,現在,腎虚スコアによるフレイル予測・診断・介入システムの構築と牛車腎気丸の効果に関する前向き研究が開始されている.
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