特集 地域に広がる心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーションを応用した高齢者健康寿命延伸事業と理学療法
杉江 正光
1,2
,
原田 和昌
1,2
,
奈良 毬那
2,3
,
大渕 修一
4
,
高橋 哲也
2,5
,
許 俊鋭
6
,
井藤 英喜
6
Masamitsu Sugie
1,2
1東京都健康長寿医療センター循環器内科
2東京都健康長寿医療センター高齢者健康増進センター
3一般社団法人日本健康寿命延伸協会
4東京都健康長寿医療センター在宅療養支援研究部
5順天堂大学保健医療学部開設準備室
6東京都健康長寿医療センター
キーワード:
高齢者
,
健康寿命
,
心臓リハビリテーション
,
フレイル
,
サルコペニア
Keyword:
高齢者
,
健康寿命
,
心臓リハビリテーション
,
フレイル
,
サルコペニア
pp.533-541
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551201218
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はじめに
東京都健康長寿医療センター(以下,当医療センター)では2011年より高齢者の健康寿命延伸に関する取り組みを実施,継続している.この取り組み実施の背景には,リハビリテーションにおける保険算定期間を終了した後の重症化予防,再発予防のための受け皿施設が少ないといった医療が抱える課題や,超高齢社会を迎えたことによるフレイル高齢者の早期発見・対策に取り組む事業が少ないといった地域社会が抱える課題が挙げられる.当医療センターは地域中核高齢者専門公的医療機関であることから,これらの課題解決を目的に健康寿命延伸事業に取り組んできた.本稿では,心臓リハビリテーションを応用した高齢者健康寿命延伸事業の取り組みについて紹介する.
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