特集 がんに強くなる! 素朴な疑問から最新のエビデンスまでドクター勝俣ががん外来診療まるっと答えます
3章 がんの診断・治療
5 消化器がんに対するロボット支援手術の最新のエビデンスを教えてください
田村 公二
1
,
大内田 研宙
1
,
中村 雅史
1
1九州大学大学院医学研究院臨床・腫瘍外科
pp.122-128
発行日 2026年3月25日
Published Date 2026/3/25
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001734
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疑問に答えます!
1 消化器がん手術において,ロボット支援下手術(RAS)は,術野の安定性や操作精度の高さにより,低侵襲かつ精緻な手術を可能とし,各領域で導入が進んでいる.
2 上・下部消化管,肝胆膵領域それぞれで術後合併症の低減やQOL向上といった短期成績の改善が報告されており,特に骨盤深部操作を要する直腸がん手術で有用性が示されている.
3 一方で,長期予後や費用対効果に関するエビデンスは限られており,今後さらなる前向き研究の蓄積が求められる.
4 通信技術の発展により,RASを基盤とした遠隔手術や手術教育の応用も始まっており,今後の展開が期待される.

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