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特集 整形外科医療安全のすべて
Ⅱ章.手術における医療安全対策
5.ロボット支援手術の実際
Robot-assisted surgery in practice
桑沢 綾乃
1
A. Kuwasawa
1
1埼玉協同病院整形外科・関節治療センター
1Dept. of Orthop. Surg., Saitama Cooperative Hospital, Kawaguchi
キーワード:
OA
,
joint replacement surgery
,
surgical assist robot
Keyword:
OA
,
joint replacement surgery
,
surgical assist robot
pp.575-580
発行日 2024年5月25日
Published Date 2024/5/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei75_575
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は じ め に
整形外科手術におけるナビゲーション,ロボットなどのコンピュータ支援技術(computer assisted orthopaedic surgery:CAOS)は1990年以降,執刀医のヒューマンエラーを減らし手術の正確性を高めること,さらに臨床成績の向上を目的に発展を遂げている1).
人工関節の領域では,本邦でも2017年にMAKO(日本ストライカー社)が承認されてから,2023年現在4機種に増え,5年で約200もの施設がロボットを導入した.今後も人工関節のロボット市場は急速に拡大していくものと考えられる.
本稿では,ロボット使用の場面ごとに各ロボットの比較も含めながらロボット支援手術の利点・欠点を安全性の観点も含めて解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2024