特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
A.スクリーニングに用いる検査
5.総蛋白,アルブミン,蛋白分画[生化学的検査]
木村 聡
1
1昭和大学横浜市北部病院臨床病理診断科
pp.33-35
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001212
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Summary
1.総蛋白は体位の影響を受け,臥位では立位や坐位より0.5~1.0 g/dLほど低下する.
2.アルブミンは,旧法であるBCG法ではグロブリンの一部も測り込んでしまうため,新たに改良型BCP法が普及してきた.両者の差は改良型が0.5 g/dLほど低めとなる.
3.蛋白分画は,個々の値よりも各分画の増減を波形全体から読み取るのが肝要である.

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