特集 検体検査のポイントとピットフォール 診察室にこの1冊
A.スクリーニングに用いる検査
4.血液型,抗グロブリン試験,交差適合試験[免疫学的検査]
鈴木 伸明
1
1名古屋大学医学部附属病院輸血部
pp.28-32
発行日 2025年3月24日
Published Date 2025/3/24
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001211
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Summary
1.血液型は異なる時点での2検体で実施し,同一検体について,2人の検査者がそれぞれ独立して検査し,ダブルチェックにより判定する.
2.Rh式血液型には多くの抗原種があるが,輸血において特に重要なのがD抗原であり,これの有無により型分類をしている.
3.直接抗グロブリン試験は溶血所見がみられるときにオーダーされる検査であり,溶血所見がないときの検査は意義に乏しい.
4.交差適合試験の前に不規則抗体スクリーニングを実施しておく.

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