特集 外来で見逃さない危険な疾患,相談すべき症例―気づくコツ,つなぐヒント―
送る側の視点:危険な訴え・徴候に気づく
精神科病院の救急医の立場から
梅原 祥嗣
1
1長谷川病院内科
キーワード:
精神科病院
,
転院搬送
,
初期対応
,
身体管理
Keyword:
精神科病院
,
転院搬送
,
初期対応
,
身体管理
pp.1319-1322
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001008
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Headline
・精神疾患のある患者は症状の表出が困難であることが多く,身体疾患への気づきや対応が遅れることが多々ある.
・高齢化に伴い,入院を要する認知症患者も増え,必然的に基礎疾患を有する入院患者が増えている.また精神疾患に対する薬剤加療により転倒リスクが高くなるのはもちろんだが,もともと転倒リスクが高い入院患者も増えている.
・救急医は内因性疾患だけでなく外傷を含めた外因性の初期対応が可能であり,自施設での対応が可能かの判断も必要なため,なるべく患者本人,家族の負担や不利益が少なくなるよう最善を目指して対応する.
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