特集 外来で見逃さない危険な疾患,相談すべき症例―気づくコツ,つなぐヒント―
送る側の視点:危険な訴え・徴候に気づく
大学病院総合診療科の立場から
立澤 直子
1
,
佐川 俊世
1
1帝京大学医学部総合診療科
キーワード:
女性の腹痛
,
アナフィラキシー
,
大酒家
,
他科コンサルト
Keyword:
女性の腹痛
,
アナフィラキシー
,
大酒家
,
他科コンサルト
pp.1313-1317
発行日 2024年11月1日
Published Date 2024/11/1
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000001007
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Headline
・妊娠可能な年齢の女性の腹痛をみたら,産婦人科疾患の可能性を必ず鑑別に入れる.
・失神の原因は多岐にわたり,心血管疾患だけでなく,アナフィラキシーや出血性疾患も鑑別に入れる.
・常習大酒家は多種多様な症状を呈し,時に致命的な疾患が隠れているため,注意を要する.
・専門科へのコンサルトは,診断にも治療にも重要な鍵となるので迷ったらためらわずコンサルトする.そのためには他科との良好な関係を築き,該当科がコンサルテーションの必要性や理由が納得できるプレゼンテーションが必要である.
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