特集 “認知症+併存疾患” アプローチの最前線
各併存疾患の対策と管理
摂食嚥下障害と低栄養
海老原 孝枝
1
1杏林大学 医学部高齢医学
キーワード:
摂食嚥下障害
,
認知症病型
,
病態時間軸
,
栄養
,
誤嚥予防
Keyword:
摂食嚥下障害
,
認知症病型
,
病態時間軸
,
栄養
,
誤嚥予防
pp.1327-1330
発行日 2022年6月1日
Published Date 2022/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika129_1327
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Summary
▪認知症の進行とともにほとんどの患者に誤嚥性肺炎を含めた摂食嚥下障害が随伴する.
▪認知症病型により誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害の症候は異なる.
▪認知症および誤嚥性肺炎・摂食嚥下障害の病態時間軸における患者の立ち位置を理解して,病態を意識した適切な予防および治療介入を行う.
▪温度感受性(TRP)受容体および大脳島皮質を介した科学的看護・介護による感覚刺激,抗誤嚥薬,栄養,BuChE阻害作用を有する抗認知症薬が有用である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022