特集 いま知っておきたい! 内科最新トピックス
第12章 総合診療・在宅医療・緩和医療
摂食嚥下障害の評価:簡易版を中心に
國枝 顕二郎
1,2
,
藤島 一郎
2
1岐阜大学医学部附属病院脳神経内科
2浜松市リハビリテーション病院リハビリテーション科
キーワード:
摂食嚥下障害
,
サルコペニア
,
摂食状況のレベル
,
KTバランスチャート
,
診断フローチャート
Keyword:
摂食嚥下障害
,
サルコペニア
,
摂食状況のレベル
,
KTバランスチャート
,
診断フローチャート
pp.657-660
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika126_657
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Summary
・摂食嚥下障害の評価は,スクリーニング検査と詳細な臨床評価および機器を用いた嚥下機能の精密検査からなる.嚥下機能評価では,診断的検査だけでなく治療的検査の視点が重要である.
・Food Intake LEVEL Scale(FILS)は,実際に何を食べているかを評価するもので,摂食嚥下障害の重症度評価,摂食状況の経時的変化,治療効果の判定が客観的に可能となる.
・KTバランスチャートは,職種を問わず摂食嚥下に関わる項目を包括的・簡易的に評価できるツールである.
・近年,サルコペニアの摂食嚥下障害が注目されており,診断フローチャートが作成された.
© Nankodo Co., Ltd., 2020