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特集 嚥下障害パンデミックに挑む最新リハビリテーション医学・医療
1 摂食嚥下障害パンデミックの疫学
Epidemiology of Dysphagia Pandemic
百崎 良
1
Ryo Momosaki
1
1三重大学大学院医学系研究科リハビリテーション医学分野
キーワード:
摂食嚥下障害
,
誤嚥性肺炎
,
術後摂食嚥下障害
,
老嚥
,
サルコペニア
Keyword:
摂食嚥下障害
,
誤嚥性肺炎
,
術後摂食嚥下障害
,
老嚥
,
サルコペニア
pp.4-10
発行日 2021年1月18日
Published Date 2021/1/18
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- 参考文献 Reference
要旨 平均寿命の延伸により人口の高齢化は地球規模で進行しており,加齢に伴う嚥下機能低下を有する高齢者が増えている.特に,本邦では加齢に伴うサルコペニアを背景とした誤嚥性肺炎患者が増加している.また,がん生存率は上昇傾向にあり,がん治療後の摂食嚥下障害患者の増加が予想される.摂食嚥下障害は低栄養,筋肉量・筋力低下,歩行能力低下,誤嚥,窒息,肺炎,QOL低下などさまざまな健康障害のリスクとなるため,その現状と推移を把握することは,今後の対応策を検討するうえで重要である.
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