特集 よくわかる! 精神疾患対応 これ1冊―内科医と精神科医の連携のために
第4部 知っておきたい精神疾患 各論2:不安症・強迫症・ストレス性疾患
4 強迫症
村山 桂太郎
1
,
中尾 智博
2
1九州大学病院精神科神経科
2九州大学大学院医学研究院精神病態医学
pp.159-161
発行日 2024年3月26日
Published Date 2024/3/26
DOI https://doi.org/10.34433/dt.0000000674
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Summary
1.強迫症は10~20歳代で発症し,専門医療機関に受診するまでに10年以上経過していることが多い.
2.強迫症は未治療期間が長いほど,薬物療法への反応が乏しくなる.
3.身体科には過剰な手洗いによる「手荒れ」で受診することがある.
4.思春期~壮年期の「手荒れ」が主訴の患者は,強迫症の可能性を考え,その情報を提供することで精神科への早期受診を図ることが重要である.
Copyright © 2024, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.