特集 “思春期内科”―大人でも子どもでもない患者を診る
[Chapter 2] 思春期に発症しうる疾患
強迫症
-思春期に発症する強迫症の特徴
原井 宏明
1,2
,
松浦 文香
1,2
1原井クリニック
2株式会社原井コンサルティング&トレーニング
キーワード:
強迫症および関連症群
,
醜形恐怖症
,
抜毛症
,
皮膚むしり症
Keyword:
強迫症および関連症群
,
醜形恐怖症
,
抜毛症
,
皮膚むしり症
pp.409-411
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_409
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▪強迫症の症状は強迫観念と強迫儀式である.
▪うつ病やチック症,ほかの強迫関連症群との併存が多い.
▪強迫関連症群には強迫症のほかに醜形恐怖症やためこみ症,抜毛症,皮膚むしり症などがある.
▪思春期発症の場合は成人の場合と比較して重症化しやすい.
▪標準的な治療は認知行動療法(CBT)とセロトニン再取り込み阻害薬(SRI)である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023