特集 フレイルとその予防対策
高齢者疾患診療におけるフレイルの意義 糖尿病診療におけるフレイルの意義
荒木 厚
1
1東京都健康長寿医療センター 糖尿病・代謝・内分泌内科
キーワード:
運動療法
,
危険因子
,
血糖
,
血糖降下剤
,
食事療法
,
低血糖症
,
糖尿病
,
認知障害
,
老年病
,
糖尿病性合併症
,
筋肉減少症
,
フレイル
Keyword:
Blood Glucose
,
Diet Therapy
,
Hypoglycemia
,
Hypoglycemic Agents
,
Frailty
,
Cognition Disorders
,
Diabetes Mellitus
,
Exercise Therapy
,
Risk Factors
,
Sarcopenia
,
Diabetes Complications
pp.357-362
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020187180
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<Headline>1 糖尿病はフレイルをきたしやすく、フレイルがあると糖尿病になりやすい。2 高血糖、重症低血糖、動脈硬化性疾患などがフレイルの危険因子である。3 フレイルの予防や進行抑制のためには、十分なたんぱく質とエネルギー量を摂取する。4 フレイルの発症や進行を防ぐためには、レジスタンス運動と多要素の運動を行う。5 フレイルの患者では重症低血症、転倒・骨折、体重減少などに注意する。6 フレイルの評価は高齢者総合機能評価(CGA)であり、DASC-8などでカテゴリー分類を行い、カテゴリーIIの段階からフレイル対策を行う。
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