糖尿病治療の個別化-個々の症例にベストな治療とは
高齢者診療の特徴と注意点
荒木 厚
1
1東京都健康長寿医療センター 糖尿病･代謝･内分泌内科
キーワード：
血糖
,
多剤併用療法
,
認知症
,
低血糖症
,
糖尿病
,
認知障害
,
虚弱高齢者
,
共存疾患
,
栄養失調
,
糖尿病性合併症
,
筋肉減少症
,
患者アドヒアランス
,
ノンコンプライアンス
,
老年症候群
Keyword:
Blood Glucose
,
Dementia
,
Diabetes Mellitus
,
Cognition Disorders
,
Drug Therapy, Combination
,
Hypoglycemia
,
Patient Compliance
,
Frail Elderly
,
Comorbidity
,
Malnutrition
,
Diabetes Complications
,
Medication Adherence
,
Sarcopenia
pp.25-29
発行日 2017年1月1日
Published Date 2017/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017114787
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加齢に伴って腎機能低下,肝のシトクロムP450酵素活性低下が起こるので薬物が蓄積しやすく,有害作用が起こりやすい.低血糖症状は無自覚または見逃されやすく,低血糖がさまざまな悪影響を及ぼす.認知症,サルコペ二ア,フレイル,低栄養,多剤併用などの老年症候群をきたしやすい.血糖コントロール目標は認知機能,ADL,併存疾患,低血糖の危険性などを考慮して設定する.
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