特集 フレイルとその予防対策
高齢者疾患診療におけるフレイルの意義 認知症診療におけるフレイルの意義
神崎 恒一
1
1杏林大学 医学部高齢医学
キーワード:
認知症-血管性
,
認知障害
,
老年病
,
筋肉減少症
,
認知機能低下
,
患者重症度
,
フレイル
Keyword:
Dementia, Vascular
,
Frailty
,
Cognition Disorders
,
Patient Acuity
,
Cognitive Dysfunction
,
Sarcopenia
pp.379-383
発行日 2020年3月1日
Published Date 2020/3/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020187183
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<Headline>1 認知機能障害を有する高齢者は、身体的にもフレイルでサルコペニックである。2 軽度認知障害の段階では必ずしもフレイルは進行しないが、認知症に至るとフレイルは進行しやすい。3 フレイルな高齢者は認知機能が低下しやすく、認知症(特に血管性)になりやすい。4 認知症には至っていない認知機能障害者(CDR0.5)で身体的にフレイルな高齢者は"コグニティブ・フレイル"とよばれ、フレイルや認知機能低下が進みやすいため、この段階で介入することが大切である。
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