特集 ここまで明らかになった小腸疾患
小腸の各疾患 NSAIDs起因性小腸粘膜傷害
半田 有紀子
1
,
半田 修
,
塩谷 昭子
1川崎医科大学 消化管内科学
キーワード:
Aspirin
,
消化管出血
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
Misoprostol
,
小腸疾患
,
小腸潰瘍
,
小腸内視鏡法
Keyword:
Aspirin
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Misoprostol
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
pp.73-77
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00697.2020120531
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<Headline>1 COX-2選択性にかかわらず、NSAIDs長期使用により高率に小腸粘膜傷害が発生する。2 PPIsは腸内細菌叢の変化をもたらし、小腸粘膜傷害を増強させる可能性がある。3 無症状で鉄欠乏性貧血、低アルブミン血症を契機に診断されることが多いが、小腸膜様狭窄をきたすこともある。4 アスピリン起因性小腸出血に対するミソプロストールの有効性が、ランダム化比較試験の結果として報告されている。
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